月経移動(生理日の調整)とは
ABOUT月経移動とは、ピルを一定期間服用することで、月経が来る時期を早めたり遅らせたりする方法です。旅行やイベント、結婚式、試験、スポーツの大会など、大切な予定に生理を重ねたくないときに用いられます。適切な時期にピルを服用することで、月経の時期を調整できるとされています。月経そのものを止めてしまうわけではなく、あくまで一時的に時期をずらすもので、服用をやめれば通常はもとの月経周期に戻っていくとされています。ただし、体質や服用を始める時期によって整い方には個人差があり、必ずしも思いどおりにずらせるとは限りません。
ピルで月経を遅らせる方法
月経移動には、月経を遅らせる方法と早める方法の2通りがあります。服用の負担が少なく、飲み始めの調整がしやすいことから、一般には遅らせる方法がよく選ばれます。次の月経が始まる前からピルの服用を始め、予定が終わるまで飲み続けます。飲み終えてから数日ほどで月経が来るのが一般的とされています。
ピルで月経を早める方法
早める場合は、一つ前の周期のうちから服用を始めます。飲み終えると月経が来るため、予定の前に月経を済ませておくことができます。次の月経予定日が予定と重なっていて、当日までに日数の余裕があるときに選べる方法です。
どちらの方法が向くか、いつから飲み始めるかは予定の日程によって変わりますので、診察時に一緒に確認しながらご案内します。
CONSULTATION
月経移動をご相談いただくタイミング
月経移動では、服用を始める時期があらかじめ決まっています。とくに早める方法は前の周期のうちから準備が必要なため、予定の直前ではなく、できるだけ早めにご相談ください。一般に、遅らせたい場合でも予定の数日〜1週間ほど前には服用を始めるとされており、日程が決まった段階でご来院いただくと安心です。ぎりぎりのタイミングでは希望どおりに調整できないこともありますので、旅行やイベントが決まりましたらお早めにご相談ください。
RISK & CARE
ピルによる月経移動が向かない場合・注意点
ピルには、体質によって血液が固まりやすくなること(血栓症)などのリスクが知られています。そのため、年齢や喫煙の有無、これまでの病気(血栓症や一部の持病など)によっては、月経移動を目的としたピルの服用が向かない場合があります。当院では、服用の前に体調や既往についてていねいにうかがったうえでご提案します。気になる持病やお薬がある方は、安全にご利用いただくために、診察時に必ずお知らせください。
RISK & CARE
月経移動の服用中にみられることのある副作用
ピルの服用中は、吐き気や頭痛、不正出血(生理以外の出血)、乳房の張りなどがみられることがあります。多くは体が慣れるとともに落ち着いていくとされていますが、症状の感じ方には個人差があります。ピルの服用中は、まれに血栓症が起こることが知られています。服用中に強い頭痛や胸の痛み、片方のふくらはぎの痛み・むくみ、急な息苦しさなど気になる症状があらわれた場合は、自己判断で我慢せず、服用を続ける前に早めにご連絡ください。
当院での月経移動のご相談の流れ
FLOWまずは問診で、ずらしたい予定の日程や、ふだんの月経周期、これまでの体調やお薬についてうかがいます。そのうえで、早める・遅らせるのどちらが適しているか、いつから服用を始めるかをご説明し、ピルを処方します。服用のスケジュールや飲み忘れたときの対応もあわせてお伝えしますので、はじめての方もご安心ください。月経移動を目的とした処方は自費診療となり、プラノバール1シート(21錠)で¥4,400(税込)です。ご不明な点はお気軽におたずねください。