頻尿・膀胱炎・尿漏れとはどんな症状か(セルフチェック)
ABOUTひとくちに尿トラブルといっても、あらわれ方はさまざまです。まずはご自身の症状がどれに近いかを整理してみてください。次のうち当てはまるものが続くようなら、一度確認しておくと安心です。
- 頻尿:トイレの回数が多い、行ったばかりなのにまた行きたくなる
- 膀胱炎:排尿時の痛み、残った感じ(残尿感)、尿のにごりや血が混じる
- 尿漏れ:くしゃみ・咳・運動時などに、意図せず尿がもれる
- 急に強い尿意が起こり、間に合わないことがある
- 夜間に何度もトイレで目が覚める
これらは重なって起こることもあり、原因もひとつとは限りません。生活に支障が出ているなら、対処で楽になることがあります。
尿トラブルの原因・考えられること
女性の尿トラブルには複数の背景があり、原因によって対応が変わります。一つに決めつけず、いくつかの可能性を分けて確認していきます。
膀胱の炎症(膀胱炎)
細菌などによる膀胱の炎症で、排尿時の痛みや残尿感、頻尿、尿のにごりなどがあらわれます。女性は体のつくり上くり返しやすく、ありふれた症状ですが、症状が続くときは確認をおすすめします。
膀胱が過敏になっている状態(過活動膀胱)
急に強い尿意が起こる、我慢しづらい、回数が増えるといった症状は、膀胱が過敏になっていることが関係する場合があります。感染がなくても起こることがあります。
骨盤底のゆるみ
出産や加齢にともなって、骨盤の底で臓器を支える筋肉(骨盤底筋)がゆるむと、力んだ拍子に尿がもれやすくなります。このゆるみは、後述する骨盤臓器脱(子宮脱・膀胱脱)とも関わることがあります。
そのほかの原因
加齢にともなう変化が背景にあることもあれば、まれに腫瘍による膀胱の圧迫など、別の病気が隠れている場合もあります。原因を確かめておくことが安心につながります。
尿トラブルを放っておくとどうなるか
多くは適切に対処すれば過度に心配する必要はありませんが、放置で悪化することもあります。膀胱炎は、菌が尿の通り道をさかのぼって腎臓にまで及び、発熱や背中の痛みをともなう腎盂腎炎につながることがあります。また、骨盤底のゆるみが進むと、子宮や膀胱が下がってくる骨盤臓器脱(子宮脱・膀胱脱)を知らないうちに引き起こしている場合もあります。気になる症状が続くときは、早めに確認しておきましょう。
尿トラブルの検査(当院で行うこと)
EXAMINATION問診で症状のあらわれ方や経過をていねいにうかがったうえで、必要に応じて次のような検査を行い、背景を確認します。症状によって行う内容は異なり、状態に合わせてご案内します。
- 尿検査(炎症や感染、血尿の有無などの確認)
- 内診
- 超音波(エコー)検査
- おりもの検査
検査の内容や進め方は、その都度ご説明しながら進めますので、ご不明な点は遠慮なくお尋ねください。
尿トラブルの治療・当院の対応
TREATMENT原因や状態に応じて、投薬・処置・外来での手術などから適した方法をご案内します。膀胱炎などの炎症には原因に合わせたお薬で対応し、効き方の個人差や注意点もあわせてご説明します。
尿漏れで骨盤底の筋肉のゆるみが関係している場合は、一般に、骨盤底筋を意識して動かす運動(骨盤底筋トレーニング)が役立つとされています。ご自身に合った対応は、状態を確認したうえでご提案します。
費用は、保険が適用される場合と自費となる場合があり、検査や治療の内容によって異なります。詳しくは診察時にご案内します。
CONSULTATION
受診の目安
次のようなときは、早めの受診をおすすめします。「相談するほどか」と迷う段階でも構いません。
- 排尿時の痛みや残尿感、頻尿が続く
- 尿ににごりや血が混じる、発熱や背中の痛みをともなう
- 尿漏れで外出や運動をためらうなど、生活に支障がある
- 市販薬で改善しない、くり返す
つらさを我慢せず、一度確認しておくことが大切です。
当院での受診の流れ
FLOWご予約のうえご来院いただき、問診・診察で症状や経過をうかがいます。必要に応じて検査を行い、結果のご説明とともに、状態に合った方針をご相談します。内診や検査に抵抗がある方は遠慮なくお申し出ください。プライバシーに配慮しながら進めてまいります。