卵巣がんと検査の位置づけ
EXAMINATION大切な前提として、卵巣がんには、子宮頸がんのように広く受けていただける広く受けていただける検診方法は、現時点ではまだ確立されていません。「検査を受ければ早期に見つかる」と言い切れるものではない、という点をご理解いただいたうえで受けていただく検査です。
そのうえで、卵巣は超音波検査(エコー)で状態を調べることができます。当院でご案内しているのは、気になる症状があるときや、ご家族の病歴などで心配があるときに、卵巣の状態を確認するための検査です。「早期発見のための検診」ではなく、「気になるサインがあるときに卵巣を見ておく」という位置づけで受けていただくものとお考えください。
CONSULTATION
こんな症状・こんな方は相談を
卵巣がんは早い段階では症状が出にくく、腫瘍が大きくなってから、お腹の症状としてあらわれることが知られています。次のような症状が続く場合や、気になる方は、一度ご相談ください。
- お腹(下腹部)の張り・圧迫される感じが続く
- 下腹部の違和感や痛みがある
- お腹が張って服がきつく感じるようになった
- ご家族(親族)に卵巣がんの方がいる
これらは卵巣以外の原因で起こることも多い症状ですが、「なんだかおかしいな」と感じたときは、症状が軽いうちでも、早めに婦人科を受診しておくと安心です。ご自身では判断が難しいときこそ、遠慮なくお声がけください。
当院で行う卵巣の状態の確認
まずは問診で、気になる症状のあらわれ方やご家族の病歴などをていねいにうかがいます。そのうえで、超音波検査(エコー)で卵巣の状態を確認します。超音波検査では、卵巣の大きさや異常を比較的容易に確認することができ、体への負担が少なく、内診とあわせて行える検査です。
検査の結果、さらにくわしく調べたほうがよいと考えられる場合には、追加の検査や、より専門的な検査ができる医療機関へのご紹介についても、その都度ご説明します。血液検査(腫瘍マーカーなど)を行うかどうかは、症状や状態によって異なりますので、検査の内容は診察時にご相談のうえで決めていきます。
検査でわかること・わからないこと
EXAMINATION超音波検査は、卵巣の大きさや形の変化、のう腫(水などがたまった袋状の変化)といった異常を見つけるのに役立ちます。一方で、この検査だけで卵巣がんかどうかを確定できるわけではありません。
検査で「はっきりした異常はない」という結果であっても、それは「その時点で確認できる範囲では大きな変化がない」という意味であり、将来にわたって安心を保証するものではありません。反対に、変化が見つかった場合も、その多くは経過を見ていくもので、すぐに心配な病気とは限りません。結果の受け止め方には個人差がありますので、かならず医師の説明とあわせてご確認ください。
当院での受診の流れ
FLOWご予約のうえご来院いただき、問診で気になる症状やご家族の病歴などをうかがいます。次に内診・超音波検査などで卵巣の状態を確認し、結果をわかりやすくご説明します。必要に応じて追加の検査や専門機関へのご紹介をご案内し、経過を見ていく場合は、次回の受診の目安もお伝えします。内診に抵抗がある方は、遠慮なくお申し出ください。
なお、費用や保険が適用されるかどうかは、検査の目的や内容によって異なります。詳しいご案内は診察時にお伝えしますので、気になる点はお気軽におたずねください。