性器ヘルペスとは
ABOUT性器ヘルペスは、ヘルペスウイルスの感染によって、外陰部に水ぶくれやただれ(潰瘍)ができる病気です。ウイルスは一度感染すると体の中にとどまり続けるため、症状がいったん落ち着いても、体調によってくり返す(再発する)ことがあります。「完全に治しきる」というより、つらい症状を抑え、再発に備えて上手につきあっていくという考え方が大切になります。あらわれ方や程度には個人差があります。
性器ヘルペスの主な症状(セルフチェック)
あらわれ方には個人差がありますが、次のような症状がみられることがあります。とくに外陰部の痛みや排尿時のしみる痛みは、日常生活に支障が出やすい症状です。
- 外陰部の水ぶくれ・ただれ(潰瘍)
- 患部の痛み・ヒリヒリ感
- 排尿時にしみるような強い痛み
- 患部のかゆみ・違和感
- 足のつけ根(そけい部)のリンパ節の腫れ・痛み
- 初感染時は発熱やだるさをともなうこともある
これらの症状が強いとき、痛みで排尿がつらいときは、我慢せず早めにご相談ください。
初感染と再発の違い
性器ヘルペスには、初めて感染したとき(初感染)と、体の中にとどまったウイルスが再び活動して起こる再発があります。一般に、初感染のときは症状が強く出やすく、外陰部の潰瘍や排尿時の激しい痛み、発熱などをともなうことがあります。一方、再発のときは初感染にくらべて症状が軽く、期間も短めのことが多いとされていますが、感じ方には個人差があります。
再発は、疲れやストレス、睡眠不足、体調の変化、免疫の働きが下がっているときなどをきっかけに起こりやすいと考えられています。くり返す場合でも、あらかじめ相談しておくことで、症状が出はじめたときに対処しやすくなります。
性器ヘルペスの検査・診断
EXAMINATION性器ヘルペスは、症状の経過と患部の見た目(肉眼所見)から診断できることが多い病気です。当院では問診と診察でていねいに状態を確認します。いつごろから、どのような症状が出ているか、過去に同じような症状をくり返していないかなどをうかがいます。診察に不安がある方は遠慮なくお申し出ください。負担が少なくなるよう配慮しながら進めます。
当院での性器ヘルペスの治療
TREATMENT当院では、ウイルスの増殖をおさえるお薬(抗ウイルス剤)の内服と、患部に塗る軟膏を用いて治療するのが一般的です。症状が出はじめたできるだけ早い段階で治療を始めるほど、症状がやわらぎやすいとされていますが、効果や経過の感じ方には個人差があります。
再発をくり返す場合は、症状が出はじめた早いタイミングで服用を始める方法など、状態に合わせた対処についてもご相談に応じます。お薬には体質によって合う・合わないがあり、まれに副作用が出ることもあります。症状が落ち着いても自己判断で中断せず、指示された分は続けることが大切です。気になる症状が出たときは早めにご連絡ください。使用する薬剤の詳細は診察時にご説明します。
パートナーへの配慮について
性器ヘルペスは、症状が出ているときは接触によって人にうつりやすいと考えられています。また、目立った症状が出ていないときでも、うつることがあるとされています。パートナーに気になる症状があるときは、あわせて医療機関に相談されることをおすすめします。パートナーへの伝え方に迷うときも、診察時にご相談ください。
CONSULTATION
受診の目安と保険について
次のようなときは、受診の目安になります。とくに痛みが強いときや、症状がくり返すときは早めにご相談ください。
- 外陰部に水ぶくれ・ただれ・痛みがある
- 排尿のたびにしみるような痛みがある
- 以前にも同じような症状をくり返している
- 妊娠中に気になる症状がある
なお、症状があって治療を受ける場合は、保険が適用されることが一般的です。費用については診察時にご案内しますので、ご不明な点はお尋ねください。
当院での受診の流れ
FLOWご予約のうえご来院いただき、問診・診察で症状の経過や患部の状態を確認します。診断のうえ、症状に合わせて抗ウイルス剤の内服や軟膏による治療の方針をご相談します。治療を始めたあとも経過を確認しながら進めます。デリケートな部位の診察に抵抗がある方は、遠慮なくお申し出ください。